セントラルクリニックの看護師の業務は健診部門と一般外来部門の2つがあります。健診部門では採血、婦人科、内視鏡の介助を中心に受診者様への応対をしています。
一般外来部門では、健診を受けられた方が受診を要する結果となったときに二次検査で診察を受ける際の介助や、風邪などで来院された方への応対をしています。体制は看護の15人程の職員と、パートのスタッフでシフトを組んでいます。担当業務もシフトにより健診の採血や外来などと日々異なります。
大名古屋ビルセントラルクリニックは、毎日各科の先生に診察に来ていただいていますので比較的外来の比率が多いです。もちろん健診のボリュームもありますが、外来の受診者様の来院数も多いですね。
健康診断は1日何百人もの受診者様が来院されますが、受診者様の間違いや本人様確認の間違いが絶対にあってはなりません。検査後には、要受診や要精密検査の検査結果となった方にはしかるべき医療を確実に受けていただけるように、外来診療をご案内していくことも必要ですし、特に急を要する場合には受診者様にお電話させていただいたりすることもあります。
またセントラルクリニックで可能な医療の範囲を超え、さらに高度な医療が必要な場合には、紹介状を出し総合病院への窓口としての役割もあります。検査をするだけではなく、受診者様のその次の治療や健康に繋がっていけるよう、仲介の役割というのはしっかり私たちがしていかないといけないのだと思っています。
厳しさはまず、看護師として応対する受診者様の数にありますね。夏の繁忙期は本当に体力勝負と言える程に多くの受診者様が来院されます。ゴールデンウィーク明けから受診者様が増え始め、夏にピークを迎え、そのまま12月までは忙しい時期が続きます。施設によって異なりますが、大名古屋ビルセントラルクリニックを例にとると、午前と午後の健診を合わせると1日に250人くらいの受診者様が来院され、採血をする日々が続きますね。
そのように採血が忙しくなりますと、受診者様の待ち時間が長くなってしまう時があります。そのような時には婦人科など当日他のシフトに入っている看護師がそれを察知してヘルプに入るなど、誰かが困っている時には看護師間での気遣いや助け合いがあるんですね。看護師同士で協力し合い、日々仕事を気持ちよく終えられることは、セントラルクリニックの良いところだと思いますし、仕事のやりがいにもなりますね。
数の厳しさについてお話しましたが、業務の厳しさについてもお話しますね。世間一般で看護師は優しいというイメージがあると思いますが、それはいつでも受診者様の周りの状況を見て、何かあったときに一番に駆け付けるのが看護師だからです。その中でも師長は一番色々なことに気が付き、まず動きます。師長自身も当然忙しく働いていらっしゃるのですけれど、受診者様にとても優しく、忙しい中でも忙しい雰囲気を出さずに、受診者様が安心できるよう配慮し業務を行っています。それは看護師としての意識を常に高く保っているということですね。
師長は簡単には追いつくことができない、尊敬する看護師です。現在は師長ですので看護師業務を一緒にすることはないのですが、以前採血など一緒にやらせていただいていた頃から現在に至るまで、師長からは看護師の厳しさについて本当に勉強するところ、教えてもらうことが数多くありますね。
私がセントラルクリニックに来て叶えられたことは、世間一般と同じ生活リズムを得られたということです。残業もありますが、基本的に定時で退勤できていますので、ヨガに通ったりする、そのような時間も増えて生活は充実しています。セントラルクリニックに来るまでは看護師とは夜勤も含め病棟でしっかり働くことこそが仕事だと思っていたのですが、セントラルクリニックに来てからはそれだけではなく、夜勤のない働き方もあるのだと実感しました。
またお盆休みや年末年始のお休みについても、世間とタイミングが合うんです。休みが合うものですから、セントラルクリニック外の昔からのお友達とも旅行の計画もたてられるんですね。
結婚されてお子さんもいらっしゃるスタッフを見ても、夜勤が無く、お休みがしっかりしているところは、生活のリズムを作る上で重要であると感じますね。結構お休みも融通が利くところがありますので、お子さんの行事なども参加しやすいようです。
また、私は2年に1回の職員旅行が楽しみですね。前回は香港で綺麗な夜景を楽しむことができましたし、多くの職員と一緒に食事をし親交も深め楽しむことができました。セントラルクリニックでは上司との関係で悩んでいるということも聞きませんし、私にとって職員旅行は唯々楽しいだけの旅行ですね。
入職したばかりの頃、仕事で大きなミスをしたことがあり、まだ私も20代前半でしたので、悲しいし悔しいしで涙が止まらないような気持ちの時に、先輩がしっかりと話を聞いてくれたことがありました。先輩も仕事もしなくてはいけない中で、時間を作り話を聞いてくれまして、その時は本当にいいところに来たなと思いました。自分が気持ちを立て直さねばならない時に、それを後押ししてくれる方がいる。セントラルクリニックにはそのような方々が多くいてくださったので、人に恵まれたなと感じました。
また受診者様とのエピソードもたくさんあります。セントラルクリニックは健康診断を主とした施設ですので、健診で1日のみ来院される方がほとんどなのですが、外来では糖尿病で月に1回来院するなど長期にわたって来院されている方も多いんです。そういう方と月に1回お話できる時はほっとする時間です。「今日はね」、「今日のご飯はね」、「今日は何歩歩いたから、先生に怒られずにすむよ」という何気ない会話なのですが、それは私にとって、とても元気にしてもらえることなんですね。受診者様としっかり向き合い、コミュニケーションや気配りを続けることで、私も受診者様から元気をもらうということにも繋がっているのだと思いますね。
忙しさにかまけず、困っている方がいれば必ず声をすぐにかける。これは先にお話しした師長という看護師像が私の目標であるということです。
業務が忙しくなりますと、受診者様にわかりやすくお伝えしなければいけない時にも、気持ちばかりが焦ることになりがちです。そのような時にも余裕を持って受診者様への応対をしていきたいですね。
またセントラルクリニックでは講座の受講時にサポートがあるなど、スキルアップについては積極的に働きかける体制が整っているんですね。私も予防接種の勉強会などの情報が入った時には、気になるものは参加して行くようにし、知識の面での向上も努めて図っていきたいですね。
技術に関しても、健康診断の看護師は、採血の技術は必須項目と言えますから、セントラルクリニックの看護師に採血がとても上手な方がいますので、そういう方から見て盗むだとか、そういうやり方はこうできるのだとか、医療的な技術だけではなく、受診者様に対しての話し方や説明の仕方まで、それらを学び取り入れるようにし、仕事がより上手く回せるように向上していきたいと思っています。