現在、情報企画課の請求チームでは、正職員4名と数名のパート職員によって、健康保険組合ならびに企業への健康診断料の請求業務を行っています。
請求書を送り、口座に振り込んでいただくまでが業務の範囲です。個人請求は窓口にてその場でご本人様からお支払いいただきますので、受付のスタッフの管轄になります。
私は、プレイヤーとしては、企業の健診で施設にお越しいただいた方のご受診分の請求書をそれぞれの企業に送るという業務をしていますが、同じチームで巡回バス健診の請求も束ねていますので、マネージャーとしての役割も任されています。
全ての健診料を正しく請求して逃さず回収することがチームのミッションです。
また請求チームは健康保険組合や企業のご担当者からあらゆる質問が来る部署です。それぞれの質問についてどの部門に繋ぐべきかという知識や理解がありませんと仕事になりませんから、絶えず健診やセントラルクリニックに対する知識を深めていくのも仕事ですね。質問された方にも「何にも分かってない人間が電話に出ているのではない」というのを分かっていただくことも重要です。
請求チームは全ての業務の最下流の部分になります。「請求金額が思っていたものと違う」であるとか、「受けたものの結果を見たら項目が少ないように思う」など、そのような問題はお客様のもとに結果や請求書が届いてから起こるものですから、万が一何か問題が起きた場合に、最初に応対するのが私たちのチームとなるケースがかなり多くあります。
その際に別の部署に「今後このようなことが起こらないためにどうするか」、「課題は何か、どうやって解決してゆくのか」と連携を取っていきます。そしてお客様から「もし問題が起こったとしてもこのように対応してくれるのであれば満足だ」、「次回もセントラルさんを使おう」というように思っていただけるように、チーム内で検討を重ね、解決に至るまで対応をしています。
問題は事前に発見できるに越したことはないのですが、露見する段階でようやく問題が分かるということも多々ありますので、起きた後にどう対応するかということに重きを置いています。
予約を入れる段階で「その人には言ったのだけど」、契約の段階で「こうなっていると思います」など言われることがありますが、この「思う」という認識の部分が既に間違えているという場合があります。その複雑化している問題をどう紐解いて単純にしていくかという点が難しいところです。
例えば健康保険組合には渉外課の営業スタッフがついていますので、「何か自分たちの思っているものとは違ったものが届いている」ですとか、「こういうデータが欲しかったのだけれど付いていなかった」という問い合わせがあった場合には、渉外課から話をするのが一般的かと思います。
しかし、多くの人間を介して話をするというのは危険なことであるとの考えから、渉外課から最低限の指示をいただいた後は、解決に向けて動いて良いとしていただいています。
厳しさを感じると同時にやり易さを感じる点でもありますが、セントラルクリニックは自由度が大きいというところが特徴であると思います。頼りにしてもらえるということは、やはりやりがいに感じますね。自分の話したことによって、話がすっと通ると、やっぱり気持ちいいじゃないですけれど、やったなという気持ちになります。
第1に、他部署も含め、いいメンバーの中で連携を取り仕事ができることです。
前職は進学塾の教師をしていましたが、進学塾の教師は一般的に同じ校舎に新人を何人も置きませんし、また同じ教科の教師を同じ教室に二人置くことは基本的にありません。そうなりますと、仕事の悩みを同じ業務を行う人間と相談しようと思っても、別の校舎に電話をしなくてはならない環境になってしまうんですね。その環境と比べますと、セントラルクリニックの環境は大変やりやすいものがありました。
やはり仕事というのはどんな仕事をするかも大事かも知れませんが、誰とするかもポイントが高いと思うんです。困ったことがあっても周りに相談しやすい環境であったり、他部署とすぐ連携が取れ、私たちのチームの気持ちもわかってくれるという環境は、仕事をする上での強い後押しになっています。
第2に、会社の目標と自分のしている仕事の目標が同じで、答えのはっきりしている中で仕事ができるということです。
進学塾業界の持つ性質として、顧客は生徒ではなく親であり、一方でサービスを行うのは対生徒という、顧客とサービスの対象が異なるという点があります。そのような性質がありますから、サービスの対象としての生徒への教育計画と、顧客としての親への講習の提案などの営業目標が必ずしも一致しない場合があるんです。
しかしセントラルクリニックではその矛盾はなく、私の業務の目標である「1円たりとも逃さず請求する」ことが会社の目標と一致しています。このようにピントを合わせて仕事ができるところが気持ちよく仕事をする上で大切ですね。
私は、法人本部の予約センターで5年間働いた後に、国際セントラルクリニックに事務職員として異動して、そこで役職をいただいています。当時は若かったこともあり、予約センターでこれからもずっと仕事をしていくことに何の疑問ももっていませんでした。そのような気持ちでいましたので、急に決まった異動をなかなか受け入れることが出来ずに、これは私が予約センターで至らなかったから戦力外通告として異動なのだろうと考えてしまうこともありました。
しかし実際にそれまでとは別の部署で仕事をしてみますと、やはり新しく学ぶことも多くありましたし、上長も変わり求められるものも変わるという環境の中で、結果として多くの新しい人脈や知識を得ることが出来ました。また今と同じ仕事を任せていただいたのもそこが初めてだったのですが、それまで上流業務を担当していた分、下流業務で気付くことも多くありました。
予約が入った時にも、予約センタースタッフの経験からおかしな処理があればすぐに気が付くことが出来ますし、予約に関して受付業務の中ではわからないことがあったら、私に訊けばよいと同じ年くらいのスタッフが頼りにしてくれたんですね。私も力になりたいとの思いから、その場のスタッフと懸命に勉強し気持ちも切り替わりました。
育休明けに請求チームのメンバーとして本部勤務に戻りましたが、下流にいるのが私だからということで、診療現場にいる上長とも連携が取りやすくなっています。
結果的にその時の人脈や経験、知識が現在の業務に大きく活きていますので、私にとってはその時の自分に「そんなに落ち込まなくていい」と言ってあげたいくらいのインパクトの大きな出来事でしたね。
現在私は主任としてマネージャー業務を任されていますが、一方でプレイヤーでもありますので、あまり末端まで目が向けられていないんです。本来であれば中堅のスタッフは新人のスタッフの質問に対してどう教えていくかまで考えなければいけないと思っています。
プレイヤーとしての仕事に重きを置くばかりにマネージャーとして十分に機能しきれていない。それは人員の配置の問題でもありますので、それをどう解決していくのかをどの部署とも連携を取って相談していく必要があると考えています。
セントラルクリニックは拡大を続けますが、人の成長が会社の成長に追いつかないというのは怖いことだと思うんですね。それを中堅以上の職員が協力して底上げしていくために、話し合いや連携が取れるように体制を作っていくという点が今後の課題です。
また私も利用しているのですが、時短制度につきましても、比較的新しい試みであるため課題があります。
時短の場合、人員の配置がどの部署であれ、1人分としてカウントできる仕事量ではありません。ではそれを0.8としてカウントするのか、0.6としてカウントするのか。そして時短により不足した仕事量の補填を正職員で行うのか、パート職員で行うのか。それらをどの部署も図りかねている状態にあるかと思います。現状は部署それぞれがそれらの解決を模索している段階にあると思いますね。
もう1つの課題は個人的なもので、かなり長期スパンの話になりますが、将来、子供に「働いているお母さんでよかった」と言ってもらえるようにしたいです。
私の母は定年までずっと看護師として働いていましたが、私を産んで1年で復帰しているんです。それに対して、私はさみしいと思ったことはないですし、「働いているお母さんがかっこいい」と思っていました。私もそのように子供に思ってもらえるようになることが目標です。
セントラルクリニックには上長にもお仕事をするお母さん方が多くいらっしゃいますし、働く母として安心できる環境であると思います。子供にもやはり自分の世界がありますから、母である私もまた社会と繋がっているという方がいいのかなと感じます。
私自身も働くことを楽しめていますし、仕事もあり育児も家事もこなし、走り回っているような生活が向いているのかなと思いますね。